誕生石の歴史(1)

誕生石。自分の生まれ月の石。
何となく持っていると嬉しくなります。

では誕生石はいつ頃決められたのでしょうか?
また誕生石は世界共通なのでしょうか?

現在の誕生石はアメリカの宝飾品協会(現・ジュエラーズ・オブ・アメリカ)が1912年に初めて石を各月に当てはめたものが原型になっています。

1916年に新たに石を追加して現在の形になりました。
選定は「GIA(米国宝石学会)」が行っています。

その他の国もアメリカで選定されたものをベースに、その国の文化や風土を取り入れてアレンジしています。

誕生石があるのは(私が調べ)アメリカ、イギリス、フランス、カナダ、オーストラリア、そして日本。

日本では1958年に全国宝石卸商協同組合によって定められました。
桜の季節、桃の節句の3月に「珊瑚」、新緑の季節の5月に日本でも採掘出来る「翡翠」を独自に追加したと言われています。

日本の誕生石は2021年には63年ぶりに改訂されました。


この改定には全国宝石卸商協同組合の改訂案に、日本ジュエリー協会、山梨県水晶宝飾協同組合が追認し「統一された日本の誕生石」とされています。
数を増やし、選択の幅を広げることが大きな目的だったようです。

天然石(宝石)は毎年のように新しい石が発見されています。
鑑定技術によって石の分類も細かくなっています。
もちろん宝石商の意図もあるでしょう。

新たに追加された石は

2月:クリソベリルキャッツアイ※
3月:アイオライト※
4月:モルガナイト※
6月:アレキサンドライト
7月:スフェーン※
8月:スピネル
9月:クンツァイト※

※は日本独自に取り入れられたものです。

誕生石は見た目、発見者の名前や誕生月が参考になっています。

日本の誕生石を見てみましょう。

月によって数が違いますが、種類が増えて選ぶ楽しさが増えました。

ところで。

誕生石は「自分の生まれた月の石を持つと良い」と思っていました。

しかし元々は「その月の石を持つ」習慣だったそうです。「誕生月の石」の前に「各月の石」として大切にされていました。
各月にその石の効果が最大限に発揮されると信じられていたからです。

月が変わったらその月の石を持つ。
毎月違う石を持てるので良いですね。

実は1870年にディファニー社が各月に関連した石、今の誕生石の概念と取り入れました。
作者不明(匿名)で出された「A Birthstone Poem」という冊子。
各月の石と意味が詩で記されています。

ということで。

3月はMARCHですが、各月の名前の由来。
暦や神話も登場してきます。

また国によっても石の意味が違う場合があり、取り扱い注意的なものもあるので調べれば調べるほど奥深い誕生石。

何回かに分けて書いていきます。

ブラッドストーンの項目に「A Birthstone Poem」の3月のポエムを載せてあります。


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