◉7月の誕生石(日本)
◉第3チャクラに対応
●石言葉:閃きを与える・洞察力を高める・成功・幸運・才能・クリエイティビティ・春の芽生え・人脈
◉7月の誕生石の理由
2021年12月20日に日本の「7月の誕生石」に認定されました。
①1787年にスフェーンは発見されました。
ジュネーブの自然哲学者のマーク・オーガスト・ピクテが新種の鉱物と認め、彼の誕生日が7月であったこと。
②フレッシュな緑色は夏の森の爽やかさ、煌めきは木々に反射される太陽。
そんなイメージからも7月に採用されたと言われています。
◉スフェーンの名前
スフェーン(sphene)は宝石として扱われる時の名前。
鉱物として扱われる場合はチナタイト(titanaite)、和名は楔石(くさびいし)です。
原石が楔のような形をしているためです。
語源はギリシャ語で「楔」と表すShpenosです。
◉スフェーンの特徴
・産出量が少ないこと。
・硬度が5.5と比較的低い(柔らかい)こと。
などの理由から宝石としても天然石としても市場にあまり出てこない希少性の高い石です。
個人的には非常に思い入れがある大好きな石です。
天然石を仕入れ始めた10数年前。
特別キラキラしていわけでもないのに、優しい緑色に惹かれました。
当時の私にしては高い買い物だったので何日もお店に寄って、やっぱり手に入れました。
今では天然石として流通量も少なく、品質も好みのものも減り、あっても価格も5倍位になっています。
少し前に買い漁りました(笑)
・カラーバリエーション
チタンによる褐色がかった緑〜黄色。
黄緑やエメラルドのような鮮やかな緑のものもあります。
・分散率
スフェーンは光の分散率がダイヤモンドよりも高いのです。
分散率とは光が石に入った時の拡散率。
ファイアと呼ばれます。
スフェーン:0.051
ダイアモンド:0.044
ペリドット:0.020
・反射率
光が反射する角度を表す屈折率はダイアモンドには劣りますが「複屈折」という2方向に反射する特性があります。
スフェーン:1.84
ダイアモンド:2.419
トパーズ:1.61
上記の特性から「多色性」があり、角度によって黄色・緑、そして赤く輝きます。
アレキサンドライトのように光源の変化により色が変わることは「変色効果」と呼びます。
ようするに
✨キラキラ度がダイアモンドより高く✨
✨虹のような様々な色を見せる✨
石ということです。
先日「宝石」としてスフェーンを購入してきました。

鉱物の本では「脆いので指輪など加工しても段々と欠けてしまうのでみて楽しむもの」とありました。
指輪にしたらいいなぁ、と思ったのですが、大切に扱います。
本当に様々な表情(色)を見せてくれるので、見ていて飽きないしウットリするほど美しい石です。
◉産地
主な産地はマダガスカル、ブラジル、パキスタン、アフガニスタン、スリランカ。
1990年代にマダガスカル、ブラジルで高品質のスフェーンが採掘されるようになりました。
どの産地でもカットはスリランカで行われることが多いようで、各国から集められているので産地を特定するのが難しいことも。
似ている石だとペリドット、グリーンガーネット。
◉チャクラ
チャクラの対応は私が感じたものです。
天然石は優しい緑色で第4チャクラ(ハート)にも該当しそうです。
宝石のスフェーンの煌めきは第3チャクラ(黄色・溝落ち・知性)に対応するような気がします。
どちらも同じスフェーンなので、両方に当てはめることも出来ます。
比較的新しい石なので、特別な言い伝え、対応する女神はいません。